ピッコリーノの理念
痛いほど抱きしめたい そんな愛しいピッコリーノあなたは愛から生まれてきたはずなのに ずっと「もっと愛してほしい」と叫んでいる「やわらかなぬくもりが足りない」と泣いている けれども信じてほしい愛にはいろんな形があって 時間やなにかの物差しで計れるものでないことをあなたと一緒にたしかめるために 私も生まれてきたことを
1998.3.15 A prologue to Piccolino Nusery by Yasuaki Niimi
私たちは、子どもたちひとりひとりが、何事にも心身たくましく、感性豊かに取り組めるよう、さまざまな遊びや学びの機会を設けます。自ら発見しそれを探求する喜び。それは、本物の文化、物語や絵画、音楽に楽しく愛情豊かに接することではじめて培うことができるものです。ひとりひとりの人間を決定するとさえいわれる幼児期だからこそ、特に必要かつ大切なことです。
私たちは、幼い子どもたちにとって家庭的な愛情あふれる環境が、なにより大切だと思っています。そのために施設というよりも居間といった雰囲気の中で、まるで兄弟姉妹のようなお友だちと一緒に、よく遊び学ぶ園児ひとりひとりに配慮がゆき届く少人数保育・教育を実践しています。その成果は、園児と保育士の明るくのびのびした表情がなにより物語ってくれることでしょう。
新美 康明
㈱ピエロタ、牧神画廊代表。 日本感性教育学会常任理事、日本旅行作家協会会員、箱根ドールハウス美術館館長、青山学院大学総合文化政策学部ラボ 非常勤講師。 ピッコリーノ学園、学童クラブ理事長。横浜市美術館、おかざき世界こども美術博物館など全国各地の美術館の企画展をプロデュース。 教育や美術に関する論説を新聞・雑誌に多数発表。ピッコリーノに文化のエッセンスを提供。『英国の女と妖精を巡る旅』『ドールズハウス』『使い捨て考現学』『佐渡版画村』『極北の神秘』など著書多数。
新美 敦子
ピッコリーノ保育園&学園園長。桐朋学園、日本女子大学家政学部児童学科卒。川崎市立小学校教諭を経て平成10年、港北ニュータウンにピッコリーノ保育園(0・1・2歳児対象)を設立。翌平成11年、横浜市より横浜保育室の認定を受ける。平成13年港北ニュータウン北山田にピッコリーノ学園(3・4・5歳児対象)を設立。平成17年NPO法人ピッコリーノ学童クラブを開設。平成27年ピッコリーノ保育園を認可保育園に移行する。子どもひとりひとりに光を当てた感性教育に力を注ぎ、働く女性としての子育て経験を踏まえて理想の保育園を目指し活動を続けている。